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今日やっと仕事が一段落した。
と言っても、とても簡単な料理を作るだけでいいのだが包丁が錆びてしまい、その研ぎ方がわからず苦労するといった状態だった。結局、砥石を当てる方向が間違っていただけなのであっさり解決し、さっと作り上げた料理をサーブすることができた。
もちろん道具の扱い方で四苦八苦しているところを料理長は見ていただろう。必要なときには助言もくれたが、お前はもう簡単な料理も作れないのならお皿を洗っていなさいよと言われるような気がしている。私のお店にきみは要らないと通告されてもおかしくない働きっぷりだ。
前職では料理を作らせてもらえずにメニューをきれいに書いたりまかないを変なスパイスで作ったりと訳のわからないことばかりしていて、それでこの前まで無職だったんだから使えないゴミでも仕方ないよねーと自分を甘やかしていたのだが、気づいたら社会に復帰してもうすぐ1年経とうとしている。怖い。自分の将来性のなさが怖い。
料理を作る仕事しかしたことがないのに、その調理工程も完成した料理の見た目も味もお粗末なものだ。どうしてこうなってしまったんだろう。怖い。他人事でいられる自分が怖い。でももうどうしようもなくない？今から天職なぞが見つかることがあるのだろうか？働かなくてもよくなる奇跡が起こるのだろうか？
今日は徹夜でみんなとゲームをする約束がある。うおー
